軽自動車のナンバープレートがズレてつけられている理由

FFの国産軽自動車はナンバーが左右にオフセットされることが多い
今の日本には欠かせることのできない存在となった軽自動車。ひと昔の軽自動車は、居住スペースが狭く走りも貧弱で「とりあえず日常のアシになればいい」という位置付けでしたが、近年発売される軽自動車は高級車顔負けの安全装備や快適装備を備え、高速道路でもストレスなく走れるほどに進化しました。

各メーカーから発売されている軽自動車をよく見てみるとあることに気づきます。それは、「フロントのナンバープレートが車体の真ん中に付いていない」ことです。

登録車であればほとんどのクルマが車両中心にナンバーを配置していますが、逆に軽自動車ではほとんどの車種が運転席側にオフセットして配置されています。

一見デザインの問題かと思いがちですが、実はそのほかにも理由があるようです。

「軽自動車はなぜナンバーが運転席側にオフセットして取り付けられているのか」この疑問をホンダ広報部に聞きました。

ーー軽自動車のナンバープレートがオフセットして取り付けられている理由を教えてください

ナンバープレートは国土交通省の決まりにより、自動車の前面・後面に1枚ずつ上下左右に対して垂直に取り付ける必要がありますが、真ん中という決まりはありません。

オフセットされている理由としては、ラジエーターに取り入れる冷却風がナンバープレートによって妨げられないようにするためです。

ーー冷却風が妨げられるとどのような問題がありますか

ラジエーターはエンジンを冷却するためのクーラントを冷やすための装置です。ラジエーターは走行風と冷却用のファンで冷やしていますが、外気温が高い日はファンだけでは十分な効果が得られないので、十分な走行風をラジエーターに当てる必要があります。

登録車であればボンネット内のスペースが広いのでラジエーターをある程度自由に配置できますが、多くの軽自動車はエンジン・ミッション・補器類を狭いボンネットに全て収める必要があるので、スペースの問題でラジエーターを真ん中より助手席側にオフセットして取り付けています。

そのため、バンパーの真ん中にナンバープレートを取り付けると走行風がラジエーターにしっかりと当たらず、エンジンを十分に冷却できなくなるおそれがあります。ラジエーターの正面に障害物となるナンバープレートが来ないよう、各クルマのデザインやラジエータ冷却、エンジン吸気、空気抵抗などを考慮しながらナンバー位置を決めています。

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ほとんどの軽自動車が車体中央より運転席にオフセットされたナンバーを持つなか、2019年3月28日に発売された、日産 新型「デイズ」は車体中心にナンバープレートを配置しています。なぜナンバーを車体中心に配置したのかについて、日産の広報部は以下のように話しています。

「軽自動車の枠を超える上質感を目指した新型デイズは、軽自動車特有のオフセットされたナンバー位置ではなく、普通車と同様にセンターに配置するよう開発が進められました。

ラジエーターの位置は従来の軽自動車と同じく助手席側に配置されていますが、フロントグリルの形状を工夫することで、デザインを損なうことなくラジエーター冷却の課題を解決しています」

※ ※ ※

軽自動車のナンバープレートが車体中心からオフセットされている理由は、エンジンの冷却性向上と整備性向上が主な理由でしたが、日産 新型デイズのように工夫を施すことによって車体中心に配置することも可能であることが分かりました。

軽自動車の需要が年々上がっており、より普通車のようなルックスを持つクルマが求められるようになってくると、今後は軽自動車でも車体中心にナンバーが配置されたクルマが増えてくるかもしれません。

 


名無しさん
軽自動車はホントに限られたスペースの中で、様々な工夫がされてる。
車によってはナンバープレートを外した先に、エレメントがあったり。
もうスパークプラグもロングライフで交換はなかなかしないが、ヘッドカバーとエアクリーナーが一体化していたり。
整備士さんは大変だと思うが、良くも悪くも、無駄のないのが軽自動車。

名無しさん
軽自動車はエンジンルームが狭く車種によってはオイルエレメント交換もバンパー外さないとできないなんてのもあるが、中にはナンバープレート外して交換なんてのもありなかなか良いアイデアと思ったこともあるね。

名無しさん
初代アルトは真ん中にプレートあったが、二代目に登場した初代アルトワークスからオフセットされていた。今やオフセットが主流。初代アルトワークスは軽自動車の馬力規制の基準にもなった。凄いねアルト。

名無しさん
自動車税の安さが魅力の軽自動車。でも、その枠分けこそが、ひとたび事故ると悲惨な現状になる。軽規格も何度か拡張されてはいても、現状では安全性の観点からは十分とはとても言えないではないのか。ナンバーの位置がオフセットされてることなどはどうでもいいことで、今一度安全構造を重点に軽規格を検討する時期にあると思います。

名無しさん
軽自動車が劇的に進化してファーストカーでも通用するようになってきた。それはメーカー努力の賜物で日本技術の凄いところだと思うが、不景気で軽自動車が一番売れるから…と考えると悲しいですね。

名無しさん
>オフセットだったら右も左も自由だけど何故運転席側なのか
エンジンとトランスミッションの搭載位置の関係で、運転席側にエンジン/助手席側にトランスミッションがあるので、トランスミッション側の前方にある程度の空間あります。そこにラジエーターがあるので、冷却するために運転席側にナンバープレートがあるのじゃないのかな。

名無しさん
軽自動車はスペースの関係上基本的にラジェーター、コンデンサーが助手席側に縦長に設置されるから
ナンバーはオフセットされる。
DAYSは工夫してと真ん中にしたと
言っても停車中や渋滞のノロノロ運転を考えると出来るだけ障害物は減らした方が良いよね。

名無しさん
凄い技術とアイデアの塊だと思う。車だけを見れば軽で恥ずかしいなどとは全く思わない。
しかしそれだけのリソースを国内市場だけでしか売れない規格のために費やしているのがもったいない。欧州でも狭い道は多いのだし、グローバルカーとして商売ができるように軽の規格を変えるか発展的に解消すべきだ。あの軽の規格の数値自体には意味はないのだから。

一般市民
ラジエター冷却のため。
最近の車は快適性の追求のためエアコンコンデンサーの大型化が進んだ結果、その直ぐ真裏に位置するラジエターにその熱影響がモロに食らう上、電動ファンも大型化された。
昔に使われていたフロンではここまでコンデンサーを大きくする必要が無かったし。

名無しさん
軽は所有したこと無いし正直あまり意識したことはなかった。言われてみれば確かにどれも微妙にオフセットされてるね。気付かないということはこれもデザイナーの腕の為せる技かな。すごい。

名無しさん
コンパクトカーだとエンジンルームが狭く、各種補機類があってメンテナンス性が低い上に知恵の輪的に装着されていて、整備要領書がないとメンテが難儀なばあいもあるな。 オイルエレメントを交換するのに、いろいろな関係ない補機類を外す必要あるクルマがあったし、R32のエレメント外すのに一般的なエレメント外し用のレンチ使えずに、専用のレンチを買う必要があったな。 トヨタは製造時の効率追求しているせいかメンテもしやすいかな、ホンダと違って。

名無しさん
ナンバープレートの大きさと縦横比率は確か米国のナンバーにならったのが始まりだったと記憶している。
米国車の様にフルサイズの車ならば何の問題も無いけど、日本車の5ナンバーサイズの車や特に軽自動車には大き過ぎるのが問題。
どうせならば欧州車にならって横長にすればバンパー内に収まるしラジエーターへの空気流入を妨げないので良いのにね。

名無しさん
軽自動車は庶民の味方でもあると同時に事故になった場合、亡くなるケースが多いのも事実。
もう少し頑丈に作ってほしいですな。燃費落としても

TEXMEX
軽自動車はとにかく開発を頑張って継続して欲しいね。
我々ユーザー側のメリットだけじゃなく、スモールパッケージ技術は様々な分野で有利に働くはず。

懐かしき五百円札
軽ナンバーがオフセットにされている理由が、ラジエーターの通気性のためだとは知らんかった。ただ、自分は以前軽スポーツに乗用していた事があるが、その時はちゃんと「センター」に配置されていたな。軽と言えどスポーツタイプだと、ボンネット容積がしっかり確保されているから、ナンバーがセンタリングされていても、何ら支障がなかったのだろう。
事実、軽スポーツのフロントボンネットを開けて「中身」見ると、妙にワクワクしてテンションが上がったな。吸気系にHKSの毒キノコを添えたり、タワーバーをつけたり、軽とは思えない充実感があった。
おまけに、自分は赤いボデーカラーだったから、イエローのナンバープレートとのカラーコーディネートの相性が抜群で、逆に黄色ナンバーでよかったなぁ。と感じたものだよ。
現在主流のトールワゴンの軽タイプだと、狭いボンネに無理やり押し込んでいるからオーバーヒートしそうだな。

名無しさん
意外とオフセットされたナンバーがカッコよく思えたりしますね。
真ん中にあるのが当たり前だと思っていましたが。
最近では日野のデユトロやトヨタ・ダイナもオフセット
されていますね。これは障害物を感知する機能が搭載
されたための様ですね。

名無しさん
規制があるからこそ、改良が繰り返され素晴らしい進化を遂げていると思います。が、批判を承知の上で発言させていただきますが、もはや脱税に近いかと思います。

名無しさん
小さいから、スペース的に制約がある。普通のサイズの車とか大きい車にはない工夫がありますね。小物入れなんて、頑張って付けている。

名無しさん
おいらの記憶だとてすが。
 初代アルトワークスの改善だと思います。
オイルエレメントの交換をするにはフロントバンパーを外す必要がありました。そしてオイルのバイパスのチューブを外してエレメント交換です。めんどくさかったです。その後からはナンバープレートがオイルエレメント交換のハッチになったです。
 そのおかげでエンジンの位置を少し前に持っていけるとかのレイアウトの自由度が上がったと思うです。ターボだEPIだとかでエンジンルームはきゅうくつでしたから、スペース確保にも貢献ですね。
 スズキ車のナンバーのオフセットはある意味、発明なのだと思ってたです。

名無しさん
ナンバーの位置の話だから、関係ないけど、、、
個人的にもみじマークが浸透しなかったり、高齢者の事故が増えてるから、70歳以上の方はナンバープレートをピンクとかオレンジとか違う色にした方がいいと思う

名無しさん
昔から、何故ラジエーターが真ん中に取り付けられるのか疑問で仕方がない。
走行中は横だろうと真ん中だろうと、風の当たる量は一緒。
真ん中だとエンジンの前にラジエーターが付くから、エンジンに当たる風はラジエーターから放出される熱が当たります。
エンジンはクーラントで冷やすからラジエーターの放射熱が当たってもいいと言う人がいますが、熱伝導を考えれば外部は直接当てる方がいいに決まってる。
エンジン設計してる人、この辺どうなんでしょうか?

ponsuke
ハイトワゴン系の軽は、驚くほどの解放感がある。軽であることを気にしなければ、大きい車は必要ないのかもしれない。

名無しさん
真ん中にあろうが左右どちらかにオフセットされていようがあまり気にしていないと思うよ

名無しさん
ナンバープレートをオフセットする理由は、エンジン冷却だけでは無いと思います。
大抵の車はラジエターの前に、エアコンのコンデンサーがあります。それを冷やしてエアコンの効きが悪くならないようにするのと、エアコン運転時のエンジン負担を減らすというのもあるのではないでしょうか。

名無しさん
自分の軽は真ん中だけどな?
逆にずれてる方が珍しく思うのだが、多いってことなんだ?
ちょっとオシャレに思う事があるw
渋滞の時とかプレートのナンバーで、数字遊びしたり。
地方ナンバーや自分の鬼門ナンバーを何気に見ているが。
たまに見る、プレートがない車。
探しても後ろから見える位置にないのに、警察もスルー。
アレ何なんだ?と思う。

名無しさん
色とか位置とか気にしたことなかったけど色はともかく
性格上「きっちり真ん中にないと気持ちが悪い」って人は居そうだよね
好みで言うなら海外の横長かなぁ

名無しさん
なるほど!それでなんですね。左に付けてとお願いしたらステーが右なのでと断られましたがそもそもなんで真ん中じゃないのかと疑問でした。
スッキリ解決出来て良かったです!
ありがとうございます!

スナック男爵岡真弓
画像確認したけど、79年の初代と84年の二代目アルトは真ん中にナンバーが付いていた。同時期のミラも真ん中にあったと思ったけど…。

gas
車に興味がないけど車が必須地域なので車のってるが軽で十分
だだし、コンパクトカーより高い軽が多くてあまりお得感はない
精々税金が安いくらい。燃費は軽よりハイブリッドの方が良い

名無しさん
筆者の感覚と異なりますが…
なぜ真ん中でなければならないのでしょうか?
オフセット
かっこいいと思うのは手前だけでしょうか?

名無しさん
昔乗ってた平成15年式のライフは真ん中についてた。
当時、軽なのにナンバープレートが真ん中なのは珍しいなあと思った記憶がある。
あと今乗ってるN-ONEも真ん中だね、たしか。

名無しさん
とは言っても、スバルのステラは中央部に取り付けされている。
車種によって、構造の他にもいろいろ事情があるのだろう。
軽自動車の性能が上がっているのは認めるが、しかし所詮、軽は軽だ。
失礼だが、その程度だ。
高速道路でもストレスが無いと書かれているが、車幅が狭いため、道路の轍にうまくタイヤがはまらなかったり、横風の影響を受けやすかったり、万一事故にあえば、比較的墓場までを覚悟しなければならないだろう。
最近では、軽自動車であっても、白ナンバーを付けている車を多く見かけるようになった。
また、オプションに多額の費用をかけている軽自動車もある。
下手にカッコつけないほうがいいと思うが?
余計なことはしないほうがいいだろう。

名無しさん
ナンバープレートのオフセットと言えば、アルファロメオとかランエボがあるけど、ああいう巡査でオフセットされた車はいいけど、アクセラのナンバープレートをオフセットしてるのを見ると違和感がすごい。

あれだけデザインにこだわりを見せてるマツダがアクセラのナンバーをオフセットしなかったってことはデザイン的にそうしないほうがいいと判断したからだろうに、なぜわざわざそれを崩すのか理解できない。


名無しさん
日産も軽は販売してるけど、せっかく記事にするのなら返答は同じだろうけれど軽自動車を製造しているメーカーに聞いてほしかった。

名無しさん
ラジエターやエンジンの冷却、最近だと安全装備のセンサーの設置の関係でずらすのかもね。
軽自動車は、スペースが限られるから、仕方ないよね。

名無しさん
ナンバープレートの形状をヨーロッパ式の横長タイプにすれば解決するのでは、今後衝突防止措置などの装着も考えるとナンバープレートも変えていかないとダメだと思う。

名無しさん
すごく魅力的だよね。ただし、自分の命と交換するぐらいの覚悟があればね。事故にあって死亡率が高いし、ちょっと上のパッソとは比較にならないくらい弱い。その上、普通車ならスピンですむところが軽く横転。自分、素敵な妻とかわいい子供の命と交換の魅力だよね。こんな水差すようなこと言ってごめん。

名無しさん
軽の企画の中でこれだけの工夫がされてると言うのに、普通になった途端、その工夫は何処吹く風。
なんでこんなレイアウトになるの?とかなんで収納がこんなところなの?とか言うのが結構多い。
軽の企画でこれだけの工夫やアイデアが盛り込めるのなら普通車でもっと色々アイデアを注入してほしい。
手を抜きすぎだと思います。

名無しさん
冒頭にもあるが、近年の軽自動車は高級車顔負けの快適性や安全装備を有しており、エンジンの進化で高速道路も苦なく走れるレベルにある。
その昔は普通車よりも劣っていたからこそ税金の面で優遇されていたわけだが、今では車種によっては普通車の方が劣っていると言える。
この状態で税金を優遇する必要があるのだろうか?
現状の税制では普通車で一番安い税金でも軽自動車と3倍の差がある。
税金優遇の理由はもはや意味をなさない。
軽自動車の税金をもっとあげるか普通車の税金をもっとさがるかするべきかと思うがいかがだろうか?

名無しさん
自動車メーカーも技術開発をもっとしないとダメだね。
車は左右対称が機能的であると思うが、この点からナンバーが左右対称でないと空気抵抗が違ってしまいバランスは良くない。
若者人気とかでなく本来の機能をもっと生かしたデザインであるべきだ。
これに限らずいろいろの面で努力が足りない業界だ。
大きくなりすぎたのかな?

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